最終更新日: 2023/2/16
ナンバリングNW-7コードの特徴
◎利点と欠点
- 【利点】
・読み取り精度が高い。
・スタートコード、ストップコードで、管理や区別ができ、数字の連番に強い。
・桁数が同じでもバーコードの横幅がCODE39よりも小さく済む。
- 【欠点】
・アルファベットが扱えない。
・太りなどで、桁落ちが発生する可能性があるため、それ以外の桁を読まないよう桁指定をする必要がある。
◎単純な連番で使う。
商品の管理や会員カードの管理などで使う個数やシリアルナンバーなどの数字の管理に向いてます。
◎スタートコード、ストップコードで、区分を分けることができる。
例えば、スタートコード、ストップコードがA-Aのものがが定価商品、B-B 特価商品、C-C バーゲン価格商品と区分けして、在庫管理ができます。
◎どのバーコードを使用するのかわからない方へ
今まで使っていたバーコードが何のバーコードかわからないという方は下記バーコードサンプルPDFをダウンロードしてお持ちのリーダーにて、読み取りテストをしてください。
読取り結果によって、どのバーコードを使用していたか判断しやすいと思われます。
◎NW-7に用いられる計算方法 【モジュラス16】
NW-7に用いられる計算方法です。
NW-7は4種のスタート・ストップコードがあるため、スタート・ストップコードもチェックの対象としています。
【例】NW-7でデータが「A37859B」の場合
(1) スタート・ストップコードを含めて全てのデータキャラクタを、下記の換算表に基づき数値に換算し、その数値を合計します。
16+3+7+8+5+9+17=65
(2) (1)の結果を「16」で割り、その余りを求めます。
65÷16=4余り1
(3) (2)の結果の余りを「16」から引きます。
16-1=15
※余りが0の場合は、0とします。
(4) (3)で求めた数値を第1表によりキャラクタに変換します。
「15」のキャラクタは「+」であるので、チェックデジットは「+」となります。
従ってこの場合、バーコードは「A37859+B」となります。
モジュラス16のチェックデジット換算表
文字 |
数値 |
|
文字 |
数値 |
0 |
0 |
- |
10 |
1 |
1 |
$ |
11 |
2 |
2 |
: |
12 |
3 |
3 |
/ |
13 |
4 |
4 |
|
・ |
14 |
5 |
5 |
+ |
15 |
6 |
6 |
A |
16 |
7 |
7 |
B |
17 |
8 |
8 |
C |
18 |
9 |
9 |
D |
19 |