最終更新日: 2025/8/20
総合標準バーコードとは?
「総合標準バーコード」とは、以下5種類のバーコードの総称です。
- JANコード
- ITFコード(物流商品コード用 バーコードシンボル)
- CODE128
- CODE39
- NW-7(CODABAR)
これらはすべてJIS(日本工業規格)で標準化されており、流通・物流など私たちの生活に密接に関わる分野で広く利用されています。
この標準化の目的は、業界や国を越えて共通のバーコードを利用し、電子データ交換(EDI)と連動した一貫した情報管理を実現することにあります。
JANコード〔JIS X 0507/旧・JIS X 0501〕
JAN(Japanese Article Number)コードは、日本の共通商品コードで、POSレジ、在庫管理、受発注、棚卸、公共料金の支払いなどで広く利用されています。
国際的には「EANコード」と呼ばれ、アメリカ・カナダのUPCコードとも互換性があります。
種類:
- 標準タイプ:13桁(主に一般商品に使用)
- 短縮タイプ:8桁(小さな商品に使用)
※チェックデジット(末尾の1桁)は必須。印刷技術の進歩により、最近では小型商品にも13桁タイプが使われる傾向にあります。
ITFコード〔JIS X 0502〕
ITFコードは、企業間取引用の集合包装(外箱など)に使われる物流用バーコードです。
※ITFコードは物流用以外にも実際使用されていますが、ここで定義されているITFコードは物流商品コード用のバーコードシンボルにおいてです。
特徴:
- 段ボールへの印刷がしやすい
- 記録密度が高く、読み取りエラーが少ない
種類:
- ITF-14:JANコードに1桁の物流識別コードを加えた14桁
- ITF-16(旧規格):現在は使用不可(2010年4月以降廃止)
※GS1事業者コードを持っていれば、追加申請なしで利用可能です。
CODE128〔JIS X 0504〕
CODE128は、英数字・記号・制御コードなど128種類の文字を扱える高密度バーコードです。
特徴:
- 商品コード・ロット番号・製造日など、複数の情報を1つのコードにまとめられる
- 情報量が多くてもバーコードがコンパクトに済む
- EDIとの連携を前提に設計
用途:
- GS1-128(旧:EAN/UCC-128)として流通業界に普及
- 食品業界、医薬品業界、医療機器、チェーンストアなどで広く活用
CODE39〔JIS X 0503〕
CODE39は、太さの異なるバー9本(うち3本が太い)で1文字を表現するバーコードです。
特徴:
- 数字・英字(大文字)・一部記号に対応
- 可変長(桁数自由)
- 誤読が少なく信頼性が高い
用途:
- 自動車・電子機器・工場などの工業分野で標準的に使用
- 日本自動車工業会(JAMA)や電子機械工業会(EIAJ)なども採用
NW-7(CODABAR)〔JIS X 0506〕
NW-7は、Narrow(狭い)とWide(広い)バーの組み合わせで構成されるバーコードです。
アメリカではCODABARと呼ばれています。
特徴:
- 数字(0~9)と6つの特殊記号に対応
- スタート/ストップコードは大文字A~D(または小文字a~d)
- 桁数は自由
- 印字が簡単で、読み取り精度が高い
用途:
- 血液管理、宅配便の伝票、図書館貸出カード、会員証など
- ナンバリング管理に優れたバーコードとして活用
💡 5種類の標準バーコードを正しく使い分けることで、流通・物流・製造などの現場で効率的な情報管理が実現できます。