最終更新日: 2023/2/6
読みやすいバーコードを使用する
段ボールという素材自身はもともと印刷がしづらい素材であり、バーコードの印字にも適していません。
そのため、より読みやすいバーコードを印刷するために
- コードの縮小率は
JANコードならば100%以上
ITFコードならば62.5%以上
を使用する
- できるだけ黒色を使う
黒色以外を使う場合は反射率の低い濃紺・濃緑を選択する
- ベアラバーを使う
ベアラバーを使用することによって、印字の質を上げる
を選択するようにしてください。
ベアラバーを使う場合の左右のスペース
バーコードリーダーを変える、設定を見直す
レーザー式バーコードで段ボールのバーコードを読むとリーダーの性能が良すぎるために段ボールの繊維をバーと認識してしまうことがあります。 そのため、読み取りにくくなっていることがあります。
▼段ボール拡大図 (繊維が荒い)
解決方法 読取精度を落とす
バーコードリーダーを太いバーのバーコードを読むのが得意(分解能が大きい)な設定すると読みやすくなります。
分解能が大きいバーコードリーダーは細かい繊維等を読まなくなり、バーコード部分のみを読むようになります。
設定でスポット径を変更できる機器もありますので、見直してみるのも一つの手です。
分解能が大きい=レーザーのスポット径が大きい
段ボールに印字するのではなく、シールを使う
シールならば、バーコードに適した環境での印字ができるため、そこまで気を使う必要がなくなります。
また、同じ段ボールで内容に応じてシールを張り替えるだけですから、段ボールの在庫が目に見えて減少しますし、大幅なコスト削減にもなります。
印刷ネットドットコムでは段ボール専用の
物流ITFコードシールがございます。
大型用から小型用までサイズを取り揃え、元のバーコードの上から貼っても透けない訂正用紙を使用しています。
20枚の極小ロットから発注できます。是非ご利用ください。