最終更新日: 2023/2/7
はじめに
商品のパッケージ上に表示したバーコードを携帯電話/スマートフォンで読取ることで商品情報などへアクセスする手段について、新しいGS1標準が作成されました。
商品コード(GTIN)と、商品に関連する情報やサービスを提供するウェブサイトのURLを2次元シンボルに表示する方式です。
このとき、データを表現する2次元シンボルとして、QRコードを使うことができます。
商品のパッケージに、POSレジ等の読み取り用に表示されたJANシンボルとともに、このGS1QRコードを表示できることになります。

GS1QRコードの表示例
何ができるようになるのか?
- 商品コードとURLを組み合せて表示することで 、企業やブランドなど大まかな単位で行っていた情報提供から、商品そのものに関する情報ページへの素早い誘導が可能になります。
- 同じブランド/メーカーのキャンペーンであっても、「どの商品を購入したお客様が参加しているのか」、「購買商品と年齢や性別の関係」等のデータが取りやすくなり、より有効な情報収集ができるようになります。
GS1仕様のQRコードシンボルとは
S1QRコードでは、GS1のデータであることを示す記号であるFNC1と、アプリケーション識別子をシンボルに表現します。
同じデータを使っても、上記の違いにより、従来のQRコードとは、モザイクの模様も変わります。この方式も、QRコードのISOおよびJIS規格に規定されています。
QRコードの規格: ISO/IEC 18004 および JIS X0510:2004
内容(01)04912345123459(8200)http://www.barcode-net.com/
GS1QRコードを利用する際の留意点
- GS1QRコードの活用する際には、仕様にしたがった表示と、シンボルの読取と読み取ったデータの処理をすることが必要です。
流通システム開発センターでは、読取やデータ処理等の環境を整えるべく、現在準備中とのことです。
参考資料
「
GS1QRコード」
(財・流通システム開発センター発行)